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☆治療、リハビリについて☆

☆治療☆ 
 軽症なら内科治療、重症なら緊急外科手術とリハビリ療法
 確定検査:脊髄を圧迫する椎間板ヘルニアの部位や状態と、神経まひの程度、症状を詳しく調べる神経学的検査やレントゲン検査。
 手術前にはさらに詳しく調べる為に全身麻酔を使用して犬を眠らせ、造影剤を注入してCTを撮る。

 ヘルニアの状態や神経麻痺の程度、症状が軽い初期の段階なら、痛みや炎症を抑える薬剤を投与する内科的治療を行っていく。患部に痛みがあれば、周辺の筋肉が緊張したままで、ヘルニアを起こした椎間板への負荷、衝撃が大きくなる。炎症があれば、患部が腫れて脊髄への圧迫も増す。痛みや炎症を抑えるだけで、症状が緩和することも少なくない。
 また、激しい動作を控えるために、ケージの中で安静にさせるのも有効だ。なお、緊急手術の必要がない段階なら、脊髄圧迫の原因である椎間板内の髄核を溶かす酵素を、注射器で注入する治療法も効果がある。
 (最近では、東洋医学の鍼治療や、レーザー治療も話題になっています。PCで検索すると情報が出てくると思います。)

 しかし、足先が握りこぶしのように丸くなっていたり(ナックリング)、さらにひどくて、”腰が抜けた“状態で立つこともできないようなら、脊髄造影レントゲン検査(CT検査)で患部の部位と状態を正確に見極め、外科手術で、すぐに脊髄を圧迫している髄核を取り除かなくてはならない。もし、脊髄の、筋肉や腱などの動きにかかわる「深部痛覚」が失われれば、一、二日で脊髄が壊死してしまい、たとえ外科手術をしても、回復不可能になりかねない。※※これまで哺乳類の中枢神経は再生しないというのが定説だったが、自身の骨髄細胞を増殖させて患部に注入する「再生医療」技術が進展し、日本でも、最近、交通事故などで脊髄切断した犬や猫に対する試験的な「再生治療」が始められたそうです。

 うちの航太朗の場合は、5月29日の夕方に下半身麻痺となり、30日ステロイド内服、改善がないので、31日治療方針に納得いかず病院を変えて点滴でステロイドを入れ、それでも改善がなかったので6月1日の昼過ぎに手術をしました。
 手術前の診察では深部痛覚はわずかに残るレベル4と診断されました。


☆リハビリ☆
 椎間板ヘルニアの治療においては、外科手術に成功したとしても、治療過程の六合目。神経まひが回復するかどうかは、術後のリハビリ治療の良否にかかっている。そのなかで効果的なのは、まひした患部に刺激を与えるジェットバス療法や、犬用車椅子で散歩して機能回復を図っていく車椅子療法など。リハビリ療法で何よりも大切なのは、獣医師と飼い主、そして愛犬自身の熱意、意欲である。

 航太朗の場合は、ジェットバスなんて素敵な環境はもちろんありませんので、自宅でできるリハビリを医師に教えていただきました。
 ・時間のある限り出来るだけ、正しい姿勢で立たせる。(後ろ足に麻痺が残っているので、後ろ足を支え、後ろ足がひっくり返らないようにする。)
 ・ネットで教えていただいた足の裏マッサージ(肉球部分をプニプニ押してマッサージ)を暇あればいつでも。
 ・後ろ足の屈伸運動。
 
 リハビリは、犬が嫌がるくらいしつこくしましたね。(笑) 麻痺が残っているので、しっこは時間を見て3~4時間程でトイレに連れて行き膀胱を圧迫して排尿させていましたのでその都度リハビリ。犬が起きていればリハビリ。ご飯中も後ろ足支えてリハビリ。甘えに来ても、抱っこしつつ肉球プニプニ。 歩けなくなると、瞬く間に足の筋肉がこそげ落ちます。驚きました。