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術後一日目。近医に転院・・・?(笑) <病日5日目>(2005/6/2)


2005/6/2

 9:30 医師からの病状説明。「手術して一晩経ちましたが、今のところ変化はあまりありません。手術後すぐに足を動かせたりする子もいますが、リハビリをして経過を見て行きましょう。どのような結果になるかは、現段階では分かりません。あとは、リハビリでこの子がどこまで回復するか、です。もし今日、あなたが仕事がなくて家で十分航太朗くんをみて上げられるなら退院もできますし、紹介してくれた病院に転院という形もとれます。どうしましょうか?」 もう退院しても良いのか・・・、でも念には念を・・・。と思い、転院することにした。

 その後、航太朗がエリザベスカラーを巻き、登場!!私を見る眼がすでにパニック状態に。(笑) もちろん歩けるわけも無く、手術前と同じ用に前足だけでこっちへ来ようとする。 しかしその一瞬!たまたまなのか、後ろ足がほんの一瞬、力が入って立てた!?すぐにしりもちついてしまったけど、医師も「おっ!」と。 航太朗!母ちゃんと一緒にリハビリ、頑張ろうね!!

 リハビリは、後ろ足を支えて正しい姿勢をとることから。時間や回数は制限はないのでどんどんしてあげて、と言うこと。排尿は、以前のように膀胱に残って膀胱炎を起こさないようにオスは膀胱の前からお尻側にむかってゆっくり圧迫してあげること。必ずリハビリ以外は安静を保てるよう、広い所で一匹にはしないこと。
 薬は、ステロイド系のメタカム(液)、筋肉の緊張を和らげたり鎮静作用のあるホリゾン(錠)、抗生剤のラリキシン(散)、傷の腫れ止めのイルザイム(錠)が処方される。
 次回受診は一週間後。
 航太朗、麻酔から醒めた後、スタッフの皆さんに対して怒る怒る。挙句の果てにご飯は一切食べなかったそうだ・・・。スタッフの皆さん、本当にお手数をお掛けしました、・・・。(涙)

☆受診料
 ・レントゲン、CT・・・・37.800
 ・初診料(紹介)・・・・・1.575
 ・半側椎弓切除術・・・・84.000
 ・全身麻酔料・・・・・・10.500
 ・入院料・・・・・2.100×2=4.200
 ・血液検査(生化、CBC)・・4.200
 ・その他(内服薬、点滴薬、点滴料、注射料、調剤料、薬治料)
                       計162.120円

 10:00 大学病院から出発。来たときとは違って、心に余裕があるため母と一緒に話しながらの運転。航太朗はエリザベスカラーをしているため、ハウスには入れないので、母の膝の上で抱かれている。おそらく十分に眠れていなかったのだろう、安心してかくっ、かくっと頭が揺れている。

 航太朗、手術よく頑張ったね。。あとは、リハビリをしてその結果は一緒に受け止めようね。元通りにならなくっても、航太朗は航太朗だから。。

 12:00 紹介してくれた病院に到着。今日は休診日なのだが、奥様が転院を引き受けてくれる。てっきりうちに帰れる、と思っていた航太朗。再びパニック。
 奥様が「ご飯、、、食べれるかな。」とぽつり。確かに。このパニック様は薬は勿論、ご飯すら食べないかも・・・。いや、でもご飯は食べてないからお腹は空いているだろうし・・。

 鳴き叫ぶ航太朗。私には「ねえ!!また置いていくの~!!??」と聞こえる。必要なんだよ、航太朗!と半ば自分に言い聞かせ、鳴き声を聞きながら病院を後にする。

 家に到着。今日は一日入院となったので、一度母は実家に戻ることになる。昼食をすませ、ひと段落して帰っていく母。
 お母さん。お母さんが私の変わりにタクシーで病院に連れて行ってくれたお陰で、航太朗は手術を受けられることができました。本当にどうもありがとう。 あ。タクシー代、母に払うの忘れてた・・・。ま、いっか。だまっとこ。

 荒れた部屋を片付け、晩御飯の準備を、と思った時に電話がなる。「~動物病院です。」院長先生からの電話。 「!!航太朗に何か!?」  医師「あのですね。航太朗くん、怒って怒って、ご飯も食べないし、かえって安静が保てないんですよ。安静目的の入院なのですが、かえってこのままでは悪影響になってしまうと思うんです。迎える準備が整っているのなら、お家でみて上げられませんでしょうかと相談しようとおもいまして。」 航太朗・・・、お前ってヤツは・・・。(涙) しかし、なんだか笑ってしまった。怒って暴れるなんて、元気あるじゃないか!

 すぐに母に電話し、明日またこっちへとんぼ返りしてくれることになる。話を聞いてあきれる母。(笑) それから航太朗を迎えに行く。
 私を見るなり、キュヒ~ン、キョヘ~ンと変な鳴き声を上げて近寄ってくる航太朗。(笑) 分かったよ、一緒におうちに帰ろうね。

 先日入院した費用と、本日の転院(数時間・・・笑)の費用を支払おうとした時、「今日の分はかかりませんから。入院したことになりませんし。」と。え?いえいえ、お世話にあなったのできちんと払わせて下さいとお願いするが、受け取って貰えず・・・。
 ああ!なんて犬と飼い主思いの人たちなんだ!!
 丁寧に頭を下げてお礼を言う。

 車には、助手席にリードをくくりつけて、動けないように工夫するが、航太朗落ち着かず動こうとする。仕方なく、膝に抱きつつ運転。これがまたおっかない。変な姿勢で腰が痛くなる。しっこも漏らすと思い、膝にシートをひ敷いていたが、ズボンの敷いていない所にしっこ・・・。そうきたか・・・。
 
 19:00 うちに到着。散歩のあと、うちにあがる時には必ず尻尾を振っていた航太朗。ちょっと期待をして尻尾を観察するが、動かない。 ま、焦るな焦るな。と自分に言い聞かす。

 とりあえず、手術前から今までご飯を食べていない航太朗。膀胱を圧迫して、しっこを出してからご飯にする。薬は少量のカンヅメに混ぜ込んで初めに食べさせようとご飯を運ぶと・・・、ん?今、尻尾少し動いた!!??が、その後はびくともせず。眼の錯覚か?
 ご飯をみて鼻を鳴らす航太朗。ガッツクガッツク。(笑) 食欲良好。カンヅメ一缶、ぺろり。そんなにお腹空いてたんなら、病院で食べたら良かったでしょ~、全く。手術前に比べたら、眼にも力が出てきている。
 さすがに疲れている様子である。良く眠っている。
 本人の起きている時に、後ろ足を支えてリハビリをするが、後ろ足首はやっぱり後ろ向きにひっくり返るし、足腰に全く力が入らない。座り方も手術前と変化なし。 良くなるだろうか・・・。 でも、私が出来る事はリハビリである。これから航太朗が起きている時には毎回リハビリをする事を誓う。PCで皆さんに教えて貰った足の裏マッサージや後ろ足のマッサージも取り入れる。これなら直接術部には差し支えない。
 
 エリザベスカラーをしている為、いつも寝ていたハウスには入らない。そこで広いケージにタオルを厚めに敷き、その上にシッコシートを敷いて布で覆い、航太朗を入れてみるが、いつもより広いため落ち着かなく鳴いている。でもね、航太郎、我慢だよ。今は動いて術部を安静に保つ事が大事なんだ。

 航太朗がまた元気に散歩出切る様、願いをこめて、リハビリをする。